2012年8月1日水曜日

先日、渋谷のヒカリエに行ってきました。
目的は日本仕事百科(旧東京仕事百科)のイベント、週間仕事百科にて販売されている、シゴトヒト文庫を購入するため。

いろいろ好きなサイトから流れ流れて行き着いたサイト。すごく刺激的で、魅力的で。初めて閲覧した時は、自分が考えていた事が間違いではないんだ。と思えたのを思い出します。
最近、「仕事」というものについて、更によく考えるようになって。年齢も年齢だからもあるけれど、いろいろな場所でいろいろな仕事をしてきて、自分にとっての「適材適所」に近づいて行っている感触があるのです。
 やっぱり、人と人とが深く関わる、魅力的な人が集まる場所で働きたいなぁと思うんですね。繋がり繋がりを経て、今はちょっとそれが出来ている。なんだか幸せだなぁと思うのです。
この先どうなるかなんてわからないけれど、現時点ではそう思えるのです。
所謂、25歳、夏、魂の叫び(小声)。


初めて行ったヒカリエは個人的には残念でした。
所詮、渋谷に出来る商業施設なんだな。「なんちゃって」な感じが否めなかったです。
洒落乙な雑貨屋さんとかが入っていて、覗いてみたのですが。売り手の意識とか、気持ちが全然伝わってこなかった。という印象。
例えば、職人さんが作った陶器を扱っているお店で「どうぞご覧くださいませ〜。大変お安くなっております〜。」 ってのは、何か違うのではないかと。
それは作り手に対しても失礼だし、その"もの"に対しても失礼なんじゃないかなぁと。
売り手が本当に売りたいもので、愛情があるのならばそうはならないはずですし。

五月蝿いじじいみたいな意見ですが、そういうの大切だと思うし、大切にしたいんです。
「それっぽいもの」って一般大衆受けが一番良いんでしょうけど、そういうのが僕は何だか嫌で。冷めてしまう。
それっぽい洋服にそれっぽい音楽、自己顕示力の発散、他人からの尊敬を受けるためのそれっぽいライフスタイル。「それっぽい」のが丁度良くて、モテるのは確実 (?)
そういうのって当人にも自覚はないんですよね。きがつくかきがつかないか。

でもね。何事もやるのならば、とことん追求している人が僕は好きなんです。
多少周りから距離を置かれても、追求して続けている人が好き。
最近、良く口にするんですけれど、好きなものに対して好きって言って、掘り下げて広めていかないと、新しいカルチャーは生まれてこないんじゃないかと思うのです。
簡単にみんなが「それっぽい」ものを手に入れられて、 「それっぽい」感じを発散出来て、そこで止まってしまって。そんな気がしていて。
面白いことをしている人を知ったり、出会ったりしていくと、やはり魅力的だと思うんですよ。何かを起こそうとしている人は輝いて見える。

だから僕は、たくさんの事に興味を持って、掘り下げていきたいと思うんです。
やっぱり本物をたくさん知りたいし、本物になりたい。んだなぁ。


余談ですが、昨日1月に仕込んだ味噌が出来上がったのですが、face bookに出来たよ!ってアップしてみたところ、イイネ!がひとつも付きませんでした笑 (快挙!)


阿久津和也