2014年1月5日日曜日

あけましておめでとうございます。
昨年に引き続き、今年も南池袋ミュージックオルグにて新年会を行います。
いつもオルグに来られる方も、気になっていた方もお気軽にいらしてください。
みんなでごはん食べたり、お酒を飲んだり、お話したり、ライブ観たり、獅子舞観たり、踊ったりしましょう。 

[ 新春 ~ごはん会~ ]
2014年1月7日(火)
OPEN / START: 19:00
CHARGE: 1500円(1ドリンク+ごはん付き)
※一品持ち込みの方は500円引き(食材、おつまみなど持参歓迎)
投げ銭ライブ: butaji / 臍藤シンタ
獅子舞: こまどり社

前回の新年会でお米についてお話をさせて頂いて、そこでお米の食べ比べをしました。それを今年も!ということでテーマを考えました。
食べ比べて、誰にでも違いがわかる様な品種。それによって、お米って全然違うんだ。ということを知って欲しいなぁと思い、いろいろと考えた末、今回お出しする品種を決定しました。その3品種の説明をします。


[ ミルキークイーン ]
いわゆる低アミロース米と呼ばれる品種です。
お米を構成するタンパク質は大きく分けて二つあります。それが「アミロース」と「アクロペチン」。
アミロースが多い程、サラッとしたお米になり、アクロペチンが多い程、もっちりとしたお米になります。それ故、低アミロース米というのはもち米に近いお米なのです。もちもち感では、こしひかり < ミルキークイーン < もち米といった感じです。
最近、話題になった「ゆめぴりか」も 、この低アミロース米です。
お米自体の味が濃いので、現代の洋食文化にもマッチして、冷めても炊きたての様な柔らかさを保てるのでお弁当にも合う。という特徴があり今のポジションを得たのではないでしょうか。
ミルキークイーンはこの低アミロース米の先駆けで、今では大体スーパーに置かれる品種となりました。新しい品種というわけではないのですが、昔はなかったイマドキな米として。




[ 農林1号 ]
うって変わって2種類目は「農林1号」。
今や市場に流通している品種ではないのですが、運良く手に入れる事が出来ましたので、この機会に持っていく事にしました。
何を隠そうこの農林1号というお米は、こしひかりの元祖となったお米。現在の流通しているお米の大半は、こしひかりから交配させて出来ているお米ですので、あらゆるお米の元とも言えるお米です。
この農林1号は、第二次世界大戦、その終戦後の飢餓を救ったお米とも言われています。
今のお米とは違って、もっちり感も甘みもないのですが、噛めば噛むほど甘みが出てくる。「良く噛んで食べなさい」って教えがよくわかるお米です。というのは、このお米を買ったお米屋さんのご主人の受け売り。



[ 東北194号 ]
そしてもう一品種。東北194号です。
以前はこしひかりと人気を二分したササニシキ。食文化の変化や、冷害に弱い等の理由で、今やその生産量は僅かなものとなってしましました。こしひかりと違い、サラッとした(アミロースが多い)お米なので、お寿司屋さんはササニシキじゃなきゃ駄目という方もたくさんいます。
このササニシキに、病気に強いひとめぼれを交配させる事によって出来た、期待の新品種が東北194号なのです。
僕自身もずっと探していたお米で、ついに手に入れることが出来ました。米業界では割と盛り上がっている様に見えて、実際に栽培している農家さんは5軒ほどしかないという希少なお米です。この機会にぜひ! 

今のお米と昔のお米。昔のスタンダードから生まれた新しいお米。
これらを食べて、色々と感じてもらえれば嬉しいなぁ。と考えています。
 興味がある方はぜひ食べに来てください。
おつまみ、食材持ち込みで500円引きなので、ごはんに合うおかずや、ごはんの友なんかもお待ちしています!


阿久津和也