2012年7月30日月曜日

世田谷 

よくもこんな生活を続けてこれたなぁ。というようなここ数ヶ月。

仕事辞めて、ちょっとお休みして、どっか遠出でもしちゃおうかなと思っていたのに、どうしてこんなに働いているのか。阿呆だ。なんだかんだ僕も下手で真面目な日本人。
友達のサラリーマンがどれだけ大変かなんて事は知りませんが、もうこれ以上は無理(ムーリー)と心と身体が訴えました。
新陳代謝が良いもんで、普通にご飯食べただけですぐに汗をかくんですけど、それで冷房なんかに当たったら最後。くしゃみが出るわ、鼻水は止まらないわ。蕁麻疹が出やすいわで、暑くなってから守備力の低下をひしひしと感じております。

睡眠時間を削ってまでも、働くことを美学と捕らえる人がおりますが、非常にかっこうわるいなぁ。と思います。仕事忙しい自慢をネット上に書くのならば、そうしなくても暮らせる方法を探すべきだと思うのです。(そんな自分が好き!ってなら別ですが。大抵はそういう人の方が多いのかもしれませんね。)
美味しいもの食べて、好きなことやって、適度に働いて、良く寝て、健康的に楽しんでいる人の方が素敵だし理想的。

そんなこんなで、アパートの更新費を払うのがきっかけで始めた、夜勤のバイトを来月で辞めることにしました。大きな収入源ではありますが、よくよく考えても、本当に面白みの無い仕事です。
曜日が固定で、誰も代わりがおらず、どんな状況でも出ないといけない。こんな生活や活動をしていて、わずか半年余りですが、よく続けてこれました。褒めてやりたい。
これで健康的な生活リズムを取り戻しつつ、やっと能町みね子さんと久保ミツロウさんのANNが聴けるようになるということも含め、今からワクワクですね。


この間のお休みに東京農業大学にご飯を食べに行きました。
なかなか良いところです。購買には学生やOBが作ったり研究に携わったりした、お米やらお酒やら、食べ物がたくさんあり楽しませてくれました。お米は「彩のかがやき」でした。2kgで800円台となかなかお手頃価格。BIC製の農大オリジナルライターを購入。非常に気に入ってます。
人の雰囲気も拒否反応を示してしまうようなチャラついた感じはなく、ひとりぼっちでも難なく通えるなぁと思いました。少し覗き見した授業内容も興味深いもので、もし大学行くならココ!の候補に入れておく事にしました。

その後は世田谷美術館で開催されている、花森安治さんの暮らしの手帖展を観に行きました。暮しの手帖の1号から100号までの原画が展示されており、ファンとしては嬉しい展示。
夏休みということもあり、半ば強制的に美術館にいってレポートをしないといけない小学生や、学芸員の説明を聞いて、肯定的な反応ばかりする世田谷マダムなどがおりました。
花森さんは、庶民が臆せず意見を言える社会の風潮を作って行こうと、暮らしの手帖という雑誌を通して実行し訴えていった。

あのマダムは知っているのだろうか。

あなたは今起こっている本当の事を見極めて、それを子供に伝えていかないといけない存在なんだよ。なんて。

これから渋谷へ行き、楽しみにしていたシゴトヒト文庫を購入して、オルグで知り合った山口洋佑さんの展示を覗いてきます。ちょうど知る事が出来てよかった。

阿久津和也