2011年7月29日金曜日

6月、誕生日に行ったシンポジウムで知り合った。
そのシンポジウムは、柄谷行人、大澤真幸、磯崎新、山口次郎、いとうせいこうという豪華な面々。その日は、休みを取ってみたものの特にする事もなく、当日券を手に入れようと、朝から紀伊国屋に並んだ。その方は、僕の前に並んでいた。たぶん50代後半で、編集の仕事をしていたという。
その日もたくさんのお話させていただき、またお会いしましょうと連絡先を交換して別れた。そして先週またお会いする事が出来た。

まず、渋谷の道玄坂を入ったところにある、カレー屋に連れて行ってくれた。彼が若い頃から通っている店だと言う。ゆでたまご入りのカレーがとても美味しかった。そこから恵比寿まで歩き、写真美術館でジョセフクーデルカの「プラハ 1968」を観に行く。
ガーデンプレイスのサッポロでビールを二杯飲み、お礼を告げ解散した。実は奥さんにお酒を止められているという。(健康上の理由でね)
この日もたくさんのお話が出来た。いろんなことに精通している方で、嗜好品の楽しみ方を本当の意味で知っている大人だ。そういうのって格好良いよ。

そんな影響からか、写真というものに興味が湧き始めている。もちろん趣味の範囲内で。買ってしまおうかGXR。
以前は、興味が湧かなかったのに、いま残しておきたいものがたくさんある。
次に彼に会う時は、カメラを持ってお会い出来ればよいな。彼はカメラや写真の話をする時は、本当に楽しそうな顔をする。

仕事柄かもしれないが、知らない人と話す事が苦手じゃない。そうそうあるものではないがが、一歩踏み込んでみればこんな出会いもあるもんだ。
先日も街で知り合った人とお酒を飲み交わした。
僕らは「線」で繋がっていけないものかな。
もちろんそれにはお互いの理解が必要になるけれど。
何もしなかったら、通り過ぎてしまうものばかりだけど、直感的に何かを感じたもの、ひとと僕は出会っていければなぁと思うわけです。

阿久津和也

2011年7月28日木曜日

たまごのはなし。
12個パックなんて消費しきるのは無理だから、いつも6個パックを買う訳ですが(2個入りだとなにかと不安。)、これでもいつの間にか賞味期限が切れて申し訳ない気持ちになる。パッケージに生産者の顔写真なんて入れられたらなおさらだ。あれは脅迫だ。やめてくれと思う。

まず、頭の中に「たまごがあること」を意識しておかなければ忘れてしまう。
食べようと思わなければ食べないたまご。でも、ふとしたときに必要になるたまご。その時には賞味期限が切れてしまっているたまご。もうどうすればよいのか。僕とたまごとの付き合い方。

深澤直人さんが、ゆで卵を旨く作る事に凝っていると本で読んだ。
うまく美味しく茹でるコツがあるらしい。
いつかは足を踏み入れてみようか。ゆでたまご道。

阿久津和也

2011年7月27日水曜日

アレルギー持ちで肌が弱いせいか、枕で擦れた顔が赤くなっていた。
これは恥ずかしい事なのか。それとも人間的で美しい事なのか。そんなふうに捕らえれば、恥ずかしい事なんか無いな。なんて考える。
そう思うと「恥ずかしい」っていう感情は、自分の劣等感から生まれるものなのか。劣等感のない繁華街のお兄様方は、恥ずかしいことなんかなさそうだもんな。
まぁ、痛いので久々にステロイドを取り出して塗っておいた。ひりひりひりひりする。

昔はアトピー持ちの子供なんていうのは、少数だったときく。今や幼稚園児の半分近くはそれらしい症状を持っているというのではないか。(誰の情報かは忘れたけれど)
環境の変化や、食生活の変化、その他もろもろで、あたりまえで無かった事があたりまえになってゆく。
何かに慣れてしまうということは、いろんな事が麻痺してしまうのだね。
昔、中学校の先生が言っていたな。「[慣れ(る)]が[ダレ(る)]になっちゃ駄目なんだよ!』って。
今思えば、うまいこと言ってたなぁ。って。

阿久津和也

2011年7月26日火曜日

忙しいんだか、暇なんだかわからない生活。
不規則な生活リズムに身体は固くなる一方。180度開脚とか出来たら、ある意味人生観が変わりそうな気がするんだ。精神的な部分で学ぶことと、肉体的に体感して学ぶことって、絶対に後者の方が影響が強いと思う。
別に宗教に入ろう!とかそういうのじゃない。そこらへんは、否定はしないが肯定もしない。


西友で138円のペプシがやめられない。マルスウイスキーを割ってみる。
キミらは凄いな。ロバートジョンソンをかけて、お香なんて焚いてみたら、うちはモテ部屋(笑なのではないか!なんて錯覚してしまうよ。実際、こんなのモテないけどな!クレームドカシスとかピーチリキュールなんて買ったことないけどな!
先日、能町みね子さんと大山顕さんの「モテない女子と非モテ男子」のトークイベントに行ってきた。この二人は個人的にとても好きだから。
まさに的確すぎて、大いに笑ってしまった。あそこにいた人のほとんどは、自分の事を言われている様で疲れたと思う。あんなふうに日頃から考えていたら、人生楽しいだろうなとも思う。そこに片足を踏み入れている自分。
モテるってなんだろう。ある意味、自意識が低くて受け入れることが出来る幅が大きい事なのかもしれない。自意識だらけの僕には縁のない話か。


3月以降、”じりひん”な生活は以前として続いているけれど、沢山考えたから、気が付いたこともたくさんあって。本当に楽しいことっていうのはお金が掛からないことではないのだろうか。なんて考えた。考えて、疑問に思って、調べて、実際に自分の眼で確かめる。そんな行為が今は一番楽しいと思える。
でも、大学生の弟よりお金持ってないなんて言えないよ。 魚沼産こしひかりをくれたよ。美味しすぎて感動したよ。


本日でガットギターの支払いが終わった。正式に僕のものになった。大切な9800円のギター。ヤマハのダイナミックギター。駄目なのかもしれないけれど可愛いギター。一緒に生活するものは、こういうものと一緒にいたい。それでもって、ミュージシャンのご近所さんが出来た。こんなことがあるから、この街は好きだ。人が人を呼ぶところには、そんな事が起こる。



どんなやりかた、生き方でも成功した人が語れば、それは全部成功例なんだと思った。立花隆ゼミの「二十歳のころ」を読んで。

これは酔っぱらいの散文であるから、そのうち消えるかもしれない。

阿久津和也

2011年7月15日金曜日

とりあえず音源を録って出そう。
何度か録ってみて、ストックはしているのだけれど、どうにも納得いかなくてお蔵入りばかり。
Macとカセットレコーダーの録音環境が整ったわけだし。MAMALAID RAGも初期はこのシステムで録っていたとかいないとか。 MAMALAID RAG好きだからなんだか嬉しい。
バンドの音源もきっちり録りたいけど、まずはひとりのを録ります。

暗いけどこんな感じ。黒いのがカセットMTR。

今年の秋までには。とか言っているとまた先延ばしになるので、なるはやで出したい。なるはやだよなるはや。

阿久津和也

2011年7月8日金曜日

今年も下高井戸の石川ミルクホールが開いた。
70歳になるおばさん(おばあちゃんの年齢だがとてもお若い)と話をする。
世間話とか、おばさんの趣味の話とか。お店の話とか。

人間らしい優しさに溢れている。

今年の夏はお世話になりそうだ。

阿久津和也

2011年7月6日水曜日

先日の企画の動画をあげていただきました。一番新しい「はなしをしよう」という曲です。
映像も音もきれいで嬉しいです。カメラの視点もナイス。もろおかくんありがとう。

今回の企画が「日常」というテーマで、そのテーマに沿って作ったうた。
暮らしは決して楽ではないけれど、日常生活は楽しく溢れさせることは出来るのではないでしょうか。

連休が来たので、何処かへ出かけようと思った。交通費を考えるとあまり遠出も出来ない。
三軒茶屋のキャロットタワーで、何か面白い展示をやっていないかと調べたらあった。ここの展示はだいたい面白い。世田谷線の一日乗車券を購入して、まずは三軒茶屋へ。

Stack-ing Designとは、「積み、重ねる、カタチ。」というテーマに積み、重ねることで生活を便利に、豊かにしそれに美意識を見いだすというもの。
考えてみれば、積み上げてられているものは、なんだかぐっとくるものが多い。ものは多いけど、整頓されているかたち。男性には好きな人が多いのではないかと勝手に思っている。僕だけだろうか。
この展示行って正解だった。僕が気になっていたビルの写真もあって、なんだか「共感者がいる!」と思ってちょっと嬉しかったり。この展示は今月12日まで。
ここは区の施設なのだけれども、世田谷区の芸術や文化に対する力の入れ方が感じられる。
その後は世田谷線を一駅づつ下車して散歩をした。もっともっと掘り下げられるなぁと感じた。23区の全ての街を制覇しようとしているが、こう考えると道は長い。ゆっくりやっていこう。

最近、気が付いてしまったのだが、コインパーキングの精算機のデザインが格好良い。大手のものはあまり代わり映えしないけれど、見ていくと様々なデザインがあることに気がついた。少しだけだけど撮ったものをページにまとめてみた。この先どんどん増やしたい。
他にもカテゴリー別にまとめていこうと思う。ガスメーターとかね。左下に[DOURAKU]というページを作ってみた。興味があるかたは覗いてみて。
今日は世田谷文学館に行こうかと思う。

阿久津和也

2011年7月4日月曜日

もう一週間経ってしまいましたが、先月の26日は皆様ありがとうございました。
今まで、いろいろな試みをしてきましたが、現時点で一番理想的な空間を作れたのではないかと思いました。
一つのイベントを行うということに対して、普通(といってはなんですが)にしたくはないんだろうな。という自分の気持ちが再確認出来ました。特別な一日を作りたいのです。

理想を言ってしまえば、DIYでイベントを作り上げることが出来れば良いのですが。僕にはまだそこまで人を動かせる力がないし、それに賛同して集まってくれる人も多くいないということはわかっています。
予算のことだったり、告知の仕方だったり。自分自身に降り掛かることも、もっと計算にいれていこうと、今後の参考にもなりました。
バンドとは違って、ひとりで活動している以上良いも悪いも全て自分に返ってくるわけですから。

出演してくださった皆さんは、やはり最高でした。
三浦君のCDは全部はけたみたいですし、はらさんのCDを買っている方もちらほら見受けられました。僕の弟が来ていたのですが、こおれるのCDはないかと聞かれ、きたじがくれたり。ありがとう。
なんだか雰囲気もよかったですし、「ひととひとと」らしい一日に出来たのではないでしょうか。

次もいろいろと考えていきます。とにかくありがとうございました。

阿久津和也